目の前で「家族が殴られそうに」なった時、黙ってますか？

うちのさとちゃん
病院、ケアーワーカー、行政
様々な方々のお力を借りながら
持って生まれた個性を受け入れ
「一般就労」を目標に歩んでいました
数日前にようやく一歩を踏み出す事ができました
本当に心から安堵できました

本来は今年の夏のはずでしたが
半年遅れの12月になったんです
なぜ遅れたか？それは
今年、提訴した裁判を起こす
きっかけと重なります

今年の上旬、たんぽぽ丸と関係者数名で
打ち合わせを持っていた時のこと
話合いを進める中で感情が高ぶり
さとちゃんの発言をキッカケに
テーブル越しに、胸を突き飛ばし
「何をするんだ」と両者向かい合って、
殴り合い寸前となりました

幸いにも
直接的な暴力行為とならずに済みましたが
胸を突いた方の高ぶった感情は治まらず
壁やドアを乱暴に蹴り
「立場にあらぬ発言」の後、
部屋を出て行きました

その日以来、私も彼も心身の不調となりましが
とりわけ、心の病が回復途上にある彼は
翌日、緊急で診断、入院は免れたものの
朝起きられず、立ち上がるとフラフラになり
呂律が回らない強い薬で治療に専念する事になりました。
結果、社会復帰が大幅に遅れたのです

私自身も
利益や今後の発展に力を尽くしたい
「悪役」も率先して引き受けてただけに
よもや、そんな展開になるとは予想もできず
あまりのショッキングな出来事に
頭がパニック。

彼の主治医が言うには
「1人静かに過ごすほうが早い回復になる」
との事につき、不在の間、食事に困らぬよう仕度と
いざという時の現金を用意して
海外へ出国。ニュートラルにして帰国いたしました

そして、憤りの感情は間違っているのか
殴り合い寸前っていかがなものか
しかし、私の考えが利己的で偏っているのかもしれない
どうしたものか...プロの意見を聞きたく
労働基準監督署、
社会保険労務士、
ハローワーク、
個人ユニオン
様々に電話や無料相談会にでかけました

お話しを聞く限り
どうやら、
私の考えは偏っていないと分かり
最終的に弁護士さんに聞いてみたいと
法テラスの電話相談と弁護士相談を利用
様々な方々のお知恵を拝借し
現在に至っている訳です。

「たんぽぽは危険人物だ」
「イメージが悪いから近づくな」
そんな声も多々耳にしています
今まで黙っていました
きちんと、彼が一般就労し働ける状態になった時に
落ち着いた状態でご報告しよう
そう、決めていました

お陰様で
現在では医師や様々なお力を頂き
私も彼も落ち着いた生活を送れるようになりました
お仕事へ向けてのご報告と今まで沈黙していた理由
ご心配へのお詫びを兼ねて申し上げました

きせんひろみ（たんぽぽ）