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原点は生徒会長

中学時代から
考えていたこと
高校へ行ったら生徒会長になる

学校が、行事が、
どんな風に動いているのか
動かしてみたい


小生意気にも
一年生でいきなり生徒会長に
候補したから
学校始まって以来の
騒ぎになった

前職の生徒会長と
一年の生意気な女子の戦い
後に知ったのですが
創立以来、初めての
女性の生徒会長だったそうな


全員が飽きれ
指を指し笑われ
あきれられた

初心表明演説をしても
ラニラと笑われ
何じゃここは!
腹が立ちましたね




それから、毎朝、校門の前で
たすきをかけ
支援を呼び掛け
昼休みにすべての学年の
教室を回り



歩き、頭を下げた
そうしたら、
クラスの女子が共に校門の前で
支援をよびかけてくれ
部活の仲間に話してくれ
輪が広がっていった


もちろん落選したが
その後、先輩たちが
オブザーバーとして
様々に教えてくださり
来年度の会長へと
ご支援くださった


翌年
前年のイメージは払拭されず
何度かの選挙の後
当選となった



それが今の生き方の原点に
母校は、隣の高校と合併され
別の高校へと生まれ変わった



わが部から女性の
生徒会長が何人か職務を果たし
今だ、一年生の時の
選挙投票率が破られることはなかった
と昨年、聞かされました




人は無謀と指をさし
笑い
遠巻きに見ているだけ
でも、
歩き、頭を下げ、
まっすぐに歩んでいけば
必ず道は開ける


そして、
真面目に、嘘をつかず
まっすぐに歩めば
必ずご支援くださる方がいる



踏み出し、固められた土から
小さな芽が出て
名もなき不細工な花かもしれない
でも、愛でてくれる方がいる



いつも苦しいとき
母校の校門の前の煉瓦に座り
前を眺め
立ち上がり頭を下げ
中庭から教室を見上げると
25年前の思いを噛み締め

まだ、いける
まだ、やれる
あの時、やりきれたから
だから、できる


東京にはない
風の中にある潮の香りを
胸一杯に吸い込み
歩く



私の母校
神奈川県立富岡高等学校
開拓者精神が教育方針


母校はなくとも
私の中に息づいてます
微力で仲間と衝突し
自己主張が強く
迷惑ばかりなのは
分かっています

歴代で最悪な
生徒会長だったでしょう
だからこそ
二度と同じことはすまいと
今も母校の校門に立ち


時間があれば
図書室の窓から校門を眺め
ゆっくりと反省しています


何もないなら
自分から作ればよい
理屈じゃない
足を使いながら
歩きながら考える

私はまだ歩ける
まだ、大丈夫
今は言っても笑われません
この学校のマドンナにしてください


富高に行こう
今のささやかな楽しみ
原点に戻り
力がほしい
歩きたいから
うん…歩きたいから

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